コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。
苦悩・悩み相談『友達がいない』について、少しでも力になれれば、幸いです。
今回は、高校生の女性の悩みですが、中学生、高校生、社会人、男女問わず、共通する部分がありますので、参考にしてください。
苦悩・悩み相談の解決『友達がいない』
高校生二年の女です
私には堂々と「私たち仲良し!」といえる人がいません。(略)
クラスの人とは話します。自分からだって話しかけます。
だからそこそこ話せる人はいて、「あ、この人と仲良くなりたいな」、と思っても私より仲良い人がいて遊びに誘ってもそちらを優先されてしまいます。(略)友達いないってぼやくとよくお前が変われって言われますけどいじめられてた中学時代よりはだいぶ変わったと思うんです。(略)
でも友達できないのは何故?
まだ努力が足りないんですか?親友のいる方のほうが少数派だとは思いますが、そのような方はどうやって親友ができたのですか?
出典:教えて!goo
学生時代は、みんな、この悩みを抱えていたのではないでしょうか。
学生生活では、一日の大半を同級生と過ごし、非常に長い時間を共にしています。
同級生全員と気が合い、仲が良い関係であれば良いですが、気の合わない者や、むしろ苦手な同級生は一人や二人はいると思います。
「友達ができない」「友達がいない」という悩みを解決するためには、まず、どんな特徴の者が「付き合いやすい友達」なのか理解する必要があります。
過去に、財団法人の日本青少年研究所が調査した結果があります。
上記の結果でわかるように、付き合いやすい友達とは、趣味が合い、聞き上手で、元気で頼りがいのある人です。
友達作りには、自分と相手がいて初めて成立します。
自分が友達になりたいと思っていても、相手が同じ気持ちなのかは別問題です。
友達がいないから友達を作りたいという方は、まずは相手のことを尊重し、広い心で接するようにしてください。
ここで、悩みを抱えている人に、一つ質問です。
友達がほしいと思っている方は、学生生活の間だけの友達がほしいのか、一生の親友がほしいのか、どちらでしょうか。
学生生活だけの友達であれば、先ほどの調査結果を参考に、友達がいない人でも、気さくに話かけ、相手の話を聞いてあげれば、友達はできるでしょう。
学生の頃のほとんどの友達は、偶然、学級・教室が一緒になっただけで、卒業すれば、一生会わない存在です。
そのため、長い人生においては、お互いの考えを尊重、理解し、信頼し合える親友という存在が大切になってきます。
その場しのぎの仲ではなく、心を許し、自然体でいられる存在。それが親友です。
では、人生にとって大切な親友は、どのようにしたら、できるものなのでしょうか。
そもそも親友は、作ろうと思っても作れるものではなく、結果的に親友ができていたという感覚なのだと思います。
親友が「できる」「できない」ではなく、反対に、あなた自身が、親友に成るためにどうすべきか、その心得について、紹介します。
それは、次の3点です。
- 相手に誠実に接し、信頼できる存在に成ること
- 相手の事を尊重・理解できるように成ること
- 同じ時間、同じ経験、同じ気持ちをできる限り共有すること
親友は、一日や二日で成れるものではなく、どれだけ、お互いのことを理解する長く濃い時間を共有するかによって形成されるものです。
もし、相手が、あなたの遊びの誘いを断ったり、あなた以外の人を優先するようなことがあっても、相手の事を尊重し、身を引くことも必要です。
(悲しいかもしれませんが、グッと堪えてください。)
勉強やスポーツと同じで人間関係も、思い通りの結果を得ることは、難しいです。
そして、友達という形はさまざまで、決まった形はありません。
学生だからって、同級生や同世代の者とだけ、仲良くなる必要はなく、一つ上の世代や、もっと上の世代の者など、違った世代と仲良くなることも可能です。
目の前のことだけにとらわれず、広い視野で考えるようにしましょう。
最後に、もし、社会人の方であれば、「友達を作る場所や機会がない」という悩みを抱えていると思います。
そんな方は、一にも二にも「行動」あるのみです。
あなたの好み(食べ物、スポーツ、趣味、アイドルなど)を活かし、同志の集まりに参加したり、興味がある集まりに参加したり、たくさんの人と会うように心がけましょう。
(集まりは、SNS、地域のコミュニティどこでもいいです。)
『コンピューターおばあちゃん独り言』
調査結果の「勉強がよくできる人」「まじめな人」は、なぜ人気がないんだろう。
大人になれば、この2つはむしろ、友達として価値がある要素ではないのか?
徒然草の「善き友」には、知恵ある友が紹介されているではないか。
「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より