コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。
苦悩・悩み相談『SNSが疲れる』について、少しでも力になれれば、幸いです。
苦悩・悩み相談の解決『SNSが疲れる』
主にFacebookとInstagramを楽しんでいます。(略)
最近、そういった生活にも少し疲れてきているように思います。(略)
もしかしたら多少無理をして自分自身を外向的に見せようとしているのかな、とも思うのですがいかがでしょうか。(略)
長い期間の人間関係を考えると、取り繕った自分自身をずっと見せ続けることは苦痛になるだけであるかもしれません。(略)
「自分にとってちょうどよい」SNSとの関わり方を探してみてはどうでしょうか。
出典:君の悩みに答えよう(日本青年心理学会)
SNS疲れは、昔にはなかった現代社会ならではの悩みですね。
多くの若者が、この悩みを抱えているのではないでしょうか。
この悩みの解決方法についてお伝えする前に、
まず、日本人のSNSの利用状況について、紹介します。
総務省が令和3年8月に発表した調査によると、次のとおりとなっています。
「LINE」は、全体で、87%
(10~20代においては、約95%)
「Twitter」は、全体で、39%
(10~20代においては、約70%)
「Facebook」は、全体で、33%
(10~20代においては、約30%)
「Instagram」は、全体で、38%
(10~20代においては、約65%)
「You Tube」は、全体で、76%
(10~20代においては、約90%)
「Twitter」と「Instagram」の10~20代の利用状況は、他の世代と比べ、断然、多い結果となっています。
では、そもそも、なぜ、SNS疲れとなってしまうのでしょうか。
それは、毎日、SNSを使っていると、生活習慣の一部となり、歯磨きや入浴と同様、当たり前の作業となってしまいます。
歯磨きや入浴という行為は、終始、他人を気にせず、自分の気のままに行動でき、自分の思い(考え)と行動が直結します。
つまり、ストレスはあまり感じません。
一方、SNSは、相手があってこそ成立する行為なので、目の前に相手が存在しなくても、SNSを介して、友だちと常に交流している状態となり、相手の気持ちや反応に支配されてしまいます。
友だちとの繋がりを過度に気にしてしまうと、「私も反応しなきゃ!」などの過剰反応や、「反応してもらったから、お返ししないと!」などの義務感が生じてしまいます。
そして、ドンドンと心の余裕がなくなり、自分を追い込んでしまい、その結果、精神的ストレスやSNS疲れを感じるようになってしまいます。
では、どうしたら、SNS疲れを軽減・解消できるのでしょうか。
これには、4つの方法があります。
- 他人と比較せず、自分のペースで利用する
- 周りの行動に一喜一憂しない
- SNSの利用用途を区分けする
- 自分の本業は何かを考える
この4つを意識し行動すれば、必ず「自分にとってちょうどよい」SNSとの関わり方を見つけることができます。
1と2は、他人のことを気にし過ぎず、自分のペースで利用することです。
SNS上の友だちに、率先して「いいね」を押し回ったり、相手の反応を期待したりすると、本当に疲れます。
本当の現実社会でも、たくさんの友だちに対して、直接、褒めて回るのは大変です。
というよりも、面倒でそんなこと自体やらないでしょう。
近くにいる仲の良い友だちと、楽しく会話できれば良いと思いませんか?
それと同じように、SNSでも、同じような行動をとれば良いのだと思います。
3の「利用用途を区分けする」では、
例えば、「LINEは、仲良い友だちとだけ、やりとりする手段」「Twitterは、知り合いとだけ、やりとりする手段」「Instagramは、原則、自分からの発信だけする手段」など、利用用途を分け、自分に合ったSNSとの関わり方を見つけましょう。
そして、最後に、もっとも重要な「自分の本業は何かを考える」です。
あなたが学生なら、「勉強」が本業です。
今は、立派な社会人になるための教養をしっかり身につけましょう。
また、あなたが熱中している分野があれば、かけがえのない大切な時間は、それに費やすべきです。
あなたが社会人なら、もちろん「勤労」が本業です。一所懸命に働きましょう。
もし、時間を持て余しているのなら、違う趣味を見つけて、より善い人生が歩めるように努めましょう。
SNSは、あくまで、道具です。
道具に振り回されないように気をつけましょう。
現実世界には「リセットボタン」がありませんが、SNSには「退会ボタン」「削除ボタン」というボタンがあり、それを押しさえすれば、SNSから解放されます。
気軽に使いましょう。
「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より