【コンピューターおばあちゃんの知恵袋】不幸が続く(苦悩・悩み相談の解決)

【コンピューターおばあちゃんの知恵袋】不幸が続く(苦悩・悩み相談の解決) 人生

 

コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。

苦悩・悩み相談『不幸が続く』について、少しでも力になれれば、幸いです。

 

苦悩・悩み相談の解決『不幸が続く』

色々な事が重なりつらいです。(略)

会社の業績悪化、転職活動、家族がステージ4のガンになったり健康診断に引っ掛かってしまうなどたくさんの出来事が一気に降り掛かってきてしまいました。

家族は気にするなといいますが正直気が気ではなく転職活動にも身が入りません。(略)
自分の将来を考えるともっと真剣に転職活動しなければいけないのはわかっています。(略)

どのような心持ちでいればよいかアドバイスいただけらうれしいです。

出典:hasunoha(ハスノハ)HPより

 

不幸に直面したとき、不幸が続くとき、人はどのような心で、現実を捉え、受け止めるべきなのでしょうか。

 

ここでは、具体的に3つの心を紹介します。

  1. 武士道】 自尊心で受け止める
  2. 万物の道理】 理知心で受け止める
  3. 宗教】 信仰心で受け止める

 

一つ目の武士道は、不幸に負けない強い自尊心を持って、「やってやろうではないか!」「運命にナメられてたまるか!」という負けん気で、不幸な出来事を捉えることです。

二つ目の万物の道理は、理知(理性と知恵)を持って、「自分には、こんな災難が降りかかる事があるんだ!」「災難に見舞われないように備えをしよう!」「この出来事から何か学べないか?」という前向きな心で、不幸な出来事を捉えることです。

三つ目の宗教は、信仰心を持って、「それでも私は生かされている。それだけで良い!」「今ある、当たり前の存在がどれだけ大切なのかわかった!」「今あるものに感謝しなければならない!」という感謝の心で、不幸な出来事を捉えることです。

3つの中で、最も良い捉え方はどれか?という答えはありません。

この中から、自分が納得できる答えを見つけて下さい。

 

また、そもそも、あなたが「不幸」と思っているその出来事は、本当に「不幸」なのでしょうか。
将来のあなたから見れば、「幸い」な出来事だったのかもしれません。

「人間万事塞翁が馬」という言葉をご存知でしょうか?

「人間万事塞翁が馬」

 中国に伝わる話で、馬を飼っていた老人がいて、ある日、その馬が逃げ出してしまったが、名馬(優秀な馬)を連れて帰ってきた。
 ある日、息子が名馬に乗っていたら、落馬してしまい怪我をした。しかし、怪我が原因で、兵士として戦場に出なくて済んだ。

 

人生は、何が起こるか分からない。
不幸(凶)と思ったことが、実際は幸い(吉)であったり、逆に、幸い(吉)と思ったことが、実際は、不幸(凶)であったりします。

人間の禍福は予測不能であるという意味です。

 

不幸が続くあなたの人生にも、絶対に転機は訪れます。
重要なのは、それを見逃さないように、常日頃からアンテナを張っていくことです。

 

最後に、心に残る昔話をさせていただきます。
マルクス・アウレリウスという皇帝の話です。

2世紀後半のローマ皇帝であるマルクス・アウレリウスは、戦場へ向かう軍の先頭を任されたとき、次のような一節を語っています。
(本来、戦闘の最前線で戦えば、戦死する確率が高く、皆が嫌がる役目なのですが、この人は違いました。)

なんて私は運がいいのだろう。なぜなら、こんなことに出会っても、私はなお悲しみもせず、現状に押しつぶされもせず、未来を恐れもしてしない。

これは「不運」ではない。しかし、これを気高く耐え忍ぶことは「幸運」である。

引用:マルクス・アウレリウス(2世紀後半のローマ皇帝)

 

「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より

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