コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。
苦悩・悩み相談『毒親・過干渉』(子の立場)について、少しでも力になれれば、幸いです。
苦悩・悩み相談の解決『毒親・過干渉』~子の立場~
過保護、過干渉な母親はどうして何が原因でそうなるのですか?
愛情とかじゃないですよね?
そういう親から離れる術はありますか。
そういう親に育てられた子供はどうなりますか?
出典:YAHOO! JAPAN知恵袋
血の繋がった親子であっても、親から干渉されすぎると、精神的に辛くなりますよね。
世間では、過干渉や侮辱など子どもに悪い影響を与える親を、毒親と呼んでいます。
毒親と呼ばれないように、気をつけないといけませんね。
一般的に、親子関係の悩みは、大人である親の方が、子どもに寄り添う形で、関係を改善するという事例の方が多いと思いますが、
悲しいかな、親自体にその気持ちがなかったり、建設的な考えを持っていない場合(毒親など)は、子どもの方が、自ら問題解決にあたらないといけないこともあります。
両親の子どもであるアナタができる行動とすれば、2つあります。
一つ目は、両親を尊重した上で、意思の疎通を図ること。
二つ目は、物理的な距離をとること。
まず、一つ目についてですが、両親には、あなたを立派に育てる義務がありますので、口うるさく言われても仕方ありません。
もし、あなたが、「自分のことを認めて欲しい」「意見を聞いてほしい」と思っているのであれば、まずは、あなたが両親のことを、ひとりの人間として尊重・感謝し、しっかり、人生の先輩の意見を受け入れて下さい。
両親の意見に対しては、「お父さん、お母さんの意見も、すごく分かる。」「私のことを思って、助言してくれてありがとう。」など、一度受け入れてみて下さい。
親の承認欲求を満たしてあげましょう。
そして、次のような思いを伝えてみてください。
ほんの一例を紹介します。
「一つお願いがある。私は、いずれ親を離れて自立しないといけない。だから、自分の力だけでやってみたい。少しずつで良いから経験させてほしい。」
「〇〇年後、私が大人になったら、自立して一人で生きていくことになるけど、お父さんとお母さんがそばで見守ってくれている、今この期間に、自分の力だけでやって、失敗しておきたい。」
「お父さんとお母さんがいなくなってから、大きな失敗をして、一人で悩み苦しむよりも、お父さんとお母さんがそばにいる今だからこそ、経験しておかないといけないことがあると思う。」
など、両親に、子どもの将来のことを想像するように誘導してみて下さい。
そして、二つ目の物理的な距離をとるでは、一人暮らしができる環境であれば、両親のもとから離れて、生活するということです。
・学業や部活を頑張るため全寮制の高校に入る。
・大学生から一人暮らしを始める。
・理由を付けて祖父母の家で暮らす。など
両親の過干渉から離れ、親子ともども、自分自身を見つめ直す時間を作るということです。
両親を説得する際は、自分が専念している分野があれば、それを力強く訴えてみてください。
また、上記にも記載しましたが、「心を自律させる練習をしたい。」「独り立ちのため孤独を味わいたい。」など、子どもの将来のことを考えるように誘導してみて下さい。
以上、2つの行動について説明しましたが、ここで一点、注意してほしいことをお伝えします。
それは、「覚悟」と「責任」を持って行動するということです。
両親に、自分の意見を納得してもらうということは、その意見に対して、しっかりした「覚悟」と「責任」を持つということです。
上手くいかなくても、最悪、両親に頼ればいいという気持ちではいけません。
こんな気持ちだと、両親を説得することはできないでしょう。
「どうしてもやりたいんだ。」「失敗しても悔いはない。」という気持ちで、自分の意見を伝えましょう。
最後に、私から質問です。
親があなたを信頼していないように、あなたが大人になったら、あなたはあなたの子どものことを信頼してあげられるでしょうか。
親と同じような、過干渉な毒親には、成らないでしょうか。
絶対に大丈夫!親のことを反面教師としてるから心配ない!と思っているでしょうが、両親から受け継いだものは、そう簡単に変えることはできません。
両親の気質、体質、容姿、知能は、子どもに遺伝します。
これらは、一般的に、「遺伝」と「環境」、それぞれ半々くらい影響していると言われています。
あなたの性格は、50%両親に似ています。
このことを自覚した上で、直したい部分は、しっかり自制し、改善するようにしましょう。
アナタが、より善い親子関係が築けるよう、応援しています。
「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より
《留意事項》
万が一、あなたの悩みが、重大で深刻な問題なら(例えば、両親からの著しく酷い言動(暴言、暴力)で、精神的に耐えられない状況など)、ただちに、厚生労働省やNPOなどの専門の相談所に連絡し、あなたの身を守って下さい。
厚生労働省「まもろうよ こころ」
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/