コンピューターおばあちゃんの知恵袋です。
苦悩・悩み相談『子どもの将来の夢』について、少しでも力になれれば、幸いです。
苦悩・悩み相談の解決『子どもの将来の夢』
Kさんは、祖父の代から続く中部地方の開業医の長男として生まれ育ちました。(略)
小学生の頃から家庭教師をつけられて勉強漬けの日々。(略)
中学校になって数ヶ月たった頃、少しずつ変化が生じてきます。まず成績がどんどんと落ちはじめ、学校に行かない日が多くなってきたのです。両親はもちろんのこと、祖父母まで交えて、一家はパニック状態です。
Kさんを責める言葉は激しさを増し、ついにはKさんの親に対する暴力まで発展しました。(略)Kさんは、自分が親や祖父母によって作りあげられた人形だと気づいてしまったのです。(略)
必要以上に厳格に育てられた、いわゆる「いい子」が、思春期を迎えると起こりがちなトラブルです。(略)なんとか立ち直るまで7年もの歳月を費やしました。
出典:家族病(心理カウンセラー金盛浦子)
上記の問題のように、家庭によっては、親が子どもの将来設計(将来の夢)を勝手に決め、押し付ける事例があります。
これは、裕福な家庭の医者家系や政治家家系、そして、先祖代々の家業を受け継いでいる家柄に多いようです。
子どもの将来の夢は、子ども自身が決めるもので、親は、それを上手く支援することが必要です。
子どもの個性を尊重し、その子に合った将来を一緒に見つけてあげましょう。
子どものやりたいことを見つけてやるのは、大切な親の仕事です。
子どもの情操を養い、物事に関心を示すよう、色々な体験、経験をさせてあげましょう。
子どもは飽きっぽく、物事をすぐに投げ出しますが、それは、やり方が上手くいかなかったり、良い結果が得られない場合に多く起こります。
なので、子どもが何か始める時は、子どもが一人の力で物事に取り組めるよう支援(下準備、黒子役)し、子どもの成功体験につなげてあげましょう。くれぐれも、焦ってはいけません。
もし、中学生以上の子どもであれば、親子だろうと、お互い対等な立場で、相手の意見を尊重し、会話することが良いです。
親から子どもに助言を与える際は、まず、子どもの意見を受け入れ、承認欲求を満たした後、建設的な助言を、頭ごなしではなく、同じ目線で伝えるようにしましょう。
最低限守ることは、「褒める言葉:注意する言葉=3:1」です。
子どもに注意する場合は、それの3倍以上、褒めるようにしましょう。
(詳しい解説は、「【今しかない!】より良い家族のあり方を考えよう。『良好な関係を築く』」をご覧ください)
「コンピューターおばぁちゃん」こと
「しげこ」より